「春一番/キャンディーズ」をカバー 音大生が本気でJ-POPを演奏してみた!
「春一番/キャンディーズ」
「シーズン2」14曲目は、卒業や入学また、転勤、異動、引越しなど、人生のなかで大きな節目となる春を間近にしたこの時期に、キャンディーズさんの「春一番」に挑戦です。
この曲は、1976年3月に発売されたキャンディーズさん9枚目のシングルで、オリコン週間3位になったヒット曲です。
キャンディーズさんは、3人組女性アイドルグループであるにもかかわらず、「8時だヨ! 全員集合」や「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」
など視聴率の高いテレビのバラエティ番組で、ドリフターズや伊東四朗さん、小松政夫さんら当代一流のコメディアンに交じってズラをかぶってコントをしたり、「デンセン音頭」を踊ったりと大人から子どもまで大人気を誇った特異なアイドルでした。
コンサートやトークで「音楽と笑い」を追求する、J-POP CLASSIC CLUB TOKYOの大いなる先駆者でもあります。
歌は、さくら、hinaを引き連れて、yuri音がセンターをつとめる初の3人組ユニット。先輩から後輩へと歌い継いでゆくボーカルを支えるのは、安定した音圧と楽しい振り付けのコーラス隊、軽快な春の風を思わせるキュルキュルとした弦楽隊、そして、いつものノリノリのパーカッションも3人に増員して、多彩な音で明るい春の訪れを表現しました。
はたして、「春一番」と融合するクラシック曲は何でしょうか? どうぞ、お聞きください。
J-POP CLASSIC CLUB TOKYOは、東京音楽大学に学ぶピアノ、声楽、弦楽器、打楽器、作曲の各専攻の学生有志が集まって結成された楽団です。
J-POP CLASSIC CLUB TOKYOの活動はYouTubeの枠を超え、NHK「みんなのうた」や民放出演、コンサートホールでの演奏会へと広がっています。
2024年5月、浜離宮朝日ホールで開かれた1stコンサートは発売即完売! 2024年12月、同ホールで開催された2ndコンサートでは、昼夜2回開催にも関わらず、またもやチケットが発売即完売!
お陰様で、結成わずか2年で、チケットが取りにくい楽団へと成長しています。
まだJ-POPの名称がなく、歌謡曲、ニューミュージックなどと呼ばれていた頃の大ヒット曲、
親やその世代が青春時代、夢中で聞いていた曲たちは時を越え、素敵なメロディとして私たちの心をとらえます。
バッハやベートーベンの曲が時空を超え、現代でもクラシックとして愛されているのは、それを演奏し、楽しんできた観客がいたから。
ならば、70年代、80年代のJ-POPの名曲たちも、私たちが演奏し、歌い継ぐことでクラシックとして残っていくのではないか、その想いをJ-POP CLASSIC CLUB TOKYOの名称に込めました。
中高年の人には懐かしく、若者には新鮮な名曲の数々を、リスペクトの気持ちを込めて、弦楽オーケストラに編曲して演奏します。
小さい頃からクラシックを学んできましたが、POPSも大好きです! POPSの表現方法を学びながら、
「POPSとクラシックの融合」を合い言葉に、「圧倒的な演奏」を目指して活動しています。
キャンディーズ「春一番」
作詞・作曲:穂口雄右
英訳:松本規人