「卒業写真/荒井由実」をカバー 音大生が本気でJ-POPを演奏してみた! Yumi Arai – Graduation Photo
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「卒業写真/荒井由実」
「シーズン2」4曲目は、松任谷由実さんになる前の荒井由実さん時代の名曲「卒業写真」です。
この曲は、1975年2月、荒井由実さんが、ハイ・ファイ・セットさんへ提供され、デビューシングルとして発売されました。同じ年の6月に自身がセルフカバーしてアルバムに収録されています。
のちに、岩崎宏美、浜崎あゆみ、徳永英明、いきものががり、松山千春、コブクロ、槇原敬之さんらを始めとする30名を超えるアーティストの方々にカバーされています。
歌詞の内容は卒業そのものを歌ったものではなく、卒業アルバムを開いて、在りし日の風景や人を思い浮かべつつ、翻って自分はその頃の自分に恥じない生き方をしているのだろうか、という自戒の念を含んだ深い内容です。
シンプルなのにそこまで深い意味を持たせる歌詞を書けるユーミンだからこそ、発売後約50年を迎えても、切ないメロディとも相まって卒業ソングの定番として長く歌われ続けているのだと思います。
今回は、小ユニットで挑戦です。歌は、歌のリーダーかなみ、リーダーのももか、寧々、Hiroyaの選抜メンバーです。
1stヴァイオリンは男前な弾きっぷりでファン急増中の、ほりうち、2ndヴァイオリンは、2年生ながら主要メンバーになってきた、ちー、ヴィオラはこれまたファンの多い、ココ、チェロは、低音を縦横に響かせるおなじみ、やまだしおり。
ピアノ・編曲は外崎銀河。伝説のギタリスト鈴木茂さんのコンサート「鈴木茂★大滝詠一を歌う」に最年少メンバーのキーボードとして参加し、すでにプロとして活躍中。
「シーズン2」は、「クラシックとPOPSの融合」もテーマの根幹に置いています。 はたして、「卒業写真」と融合するクラシック曲は何でしょうか?
どうぞ、お聞きください。
なお、今回の衣装は、メンバー全員がたまたま東京音大の付属高校の出身だったので、それぞれが保管していた高校の制服にしてみました。曲想よりちょっと若い衣装ですみません。
「J-POP CLASSIC CLUB TOKYO」は、東京音楽大学に学ぶピアノ、声楽、弦楽器、打楽器、作曲の各専攻の学生有志が集まって結成された楽団です。きっかけは、コロナ禍で開催された学園祭、準備期間わずか1カ月でABBAのミュージカル「マンマ・ミーア!」を学内で演奏して満席、大好評を得たこと。気を良くしたメンバーが、次に挑戦したのがJ-POP。親やその親世代が青春時代、夢中で聞いていた曲たちは時を超え、素敵なメロディとして私たちの心をとらえます。まだJ-POPの名称がなく、歌謡曲、ニューミュージックなどと呼ばれていた頃の大ヒット曲を、オーケストラに編曲して、歌と楽器で演奏します。
中高年の人には懐かしく、若者には新鮮な名曲の数々を、リスペクトの気持ちを込めて演奏します。
小さい頃からクラシックを学んできましたが、実はPOPSも大好きです。今回もPOPSの表現方法を学びながら演奏してみました。
荒井由実
「卒業写真」
作詞・作曲:荒井由実
(1975年)
英訳:松本規人